arucoは、名前の通り、歩くことで暗号資産(仮想通貨)を無料で稼ぐことができるアプリです。歩くことでドロップを獲得することができ、このドロップを暗号資産に交換することができます。
arucoを実際に使ってみて、暗号資産(仮想通貨)はどれぐらい稼げるかを調査しました。1000ドロップがいくらになるかも調査したので、arucoを既に使用している方、使用することを検討されている方は、参考にしていただければ幸いです。
arucoについて
arucoについて簡単に説明します。
項目 | 内容 |
---|---|
入手できる暗号資産 | Wrapped Bitcoin (WBTC)、WETH(Wrapped Ethereum)、Tether(USDT)、USD Coin(USDC)、JPY Coin(JPYC)、Polygon(MATIC) |
入手方法 | 歩行、デイリーボーナス、ミニゲーム、価格予想、試す、シェア |
OS | iOS、Android |
運営会社 | Nooon LLC |
arucoは獲得したドロップを暗号資産に交換することで、暗号資産を無料で入手できるアプリです。
歩数500毎にドロップを獲得できます。この際、広告視聴することで、獲得できるドロップが5倍に増えます。このため、時間的な余裕があれば、広告視聴を行ったほうがいいです。
歩数によるドロップの獲得は、1日最大20回となっています。つまり、10000歩で歩数によるドロップの獲得は上限になります。歩数によるドロップの獲得が上限に達すると、ガチャをまわすことができます。このガチャでもドロップを獲得できますが、末等以外は当たったことがないので、過剰に期待するのはやめたほうがいいと思います。
歩数以外でも、デイリーボーナス、ミニゲーム、価格予想、試す、シェアでドロップを獲得できます。
デイリーボーナスは、1日1回しかドロップを獲得できませんが、ドロップの獲得量が多めです。
ミニゲームは、いくつかの種類が用意されています。ミニゲームをクリアすることでドロップを獲得できます。更に、広告視聴することで、ドロップの獲得量が5倍になります。ミニゲームの難易度が結構高めなので、ドロップを得られないこともあります。虫食い算と数独を試してみましたが、広告視聴ありでそれぞれ10ドロップ獲得できました。
価格予想は、ビットコインやイーサリアムの24時間後の価格を予想し、的中するとドロップを獲得できます。更に、広告視聴することで、ドロップの獲得量が5倍になります。当たらなかったらドロップなしなので、せっかく広告視聴したにも関わらず、何も得られないこともあります。
試すは、arucoで紹介しているゲームやアプリを試すことでドロップを獲得するものです。
シェアでは、友達を招待することでドロップを獲得できます。招待した人が最初の1カ月に歩いて獲得したドロップの10%を獲得できます。
1000ドロップはいくら?
1000ドロップは、いくらなのでしょうか。実は、arucoでは、10000ドロップのレートが公開されています。このレートから1000ドロップあたりに換算したレートが以下のようになります(2025年1月5日時点)。
暗号資産 | 1000ドロップ | 日本円換算 |
---|---|---|
Wrapped Bitcoin (WBTC) | 0.000001284WBTC | 19.8円 |
WETH(Wrapped Ethereum) | 0.000034612WETH | 19.8円 |
Tether(USDT) | 0.126392381USDT | 19.9円 |
USD Coin(USDC) | 0.126USDC | 19.8円 |
JPY Coin(JPYC) | 18.724251622JPYC | 19.8円 |
Polygon(MATIC) | 0.101128325MATIC | 8.3円 |
なぜか、Polygon(MATIC)だけ、レートが低い結果になりました。何度も計算しなおしたので合っていると思うのですが…
Polygon(MATIC)を除くと、1000ドロップは概ね19.8円のようです。Tether(USDT)は19.9円となりましたが、暗号資産の価格はリアルタイムで変動しているため、暗号資産の価格を参照するタイミングによって若干の差が生じるからだと思います。基本的には、1000ドロップ=19.8円と考えておけばいいと思います(Polygonを除く)。
暗号資産(仮想通貨)はどれぐらい稼げる?
arucoでは、暗号資産(仮想通貨)はどれぐらい稼げるのでしょうか。デイリーボーナス、歩行、歩数によるガチャで1週間に獲得できるドロップを実測しました。結果は、以下の表になります。
日付 | デイリーボーナス | 歩行 | ガチャ | 合計 |
---|---|---|---|---|
12/30 | 3 | 182.5 | 1 | 186.5ドロップ |
12/31 | 3 | 187.5 | 1 | 191.5ドロップ |
1/1 | 6 | 179 | 1 | 186ドロップ |
1/2 | 15 | 201 | 1 | 217ドロップ |
1/3 | 6 | 183.5 | 1 | 190.5ドロップ |
1/4 | 6 | 173 | 1 | 180ドロップ |
1/5 | 30 | 194 | 1 | 225ドロップ |
合計 | 69 | 1300.5 | 7 | 1376.5ドロップ |
平均 | 9.6 | 185.8 | 1 | 196.6ドロップ |
歩行は、20回分のドロップを合算した値です(広告視聴あり)。arucoでは、獲得できるドロップにランダム要素があり、たまに、上振れしてドロップが多くなります。歩行によるドロップの獲得数に差があるのは、このランダム要素の影響です。
1週間ドロップを実測した結果、1日あたり約196.6ドロップを獲得できました。
1カ月を30日とすると、30×196.6=5907ドロップ。1000ドロップ=19.8円なので、約117円になります。従って、arucoでは、1カ月に約117円稼げることになります。
この金額には、ミニゲームや価格予想による報酬を含んでいないため、ミニゲームや価格予想を行うことで、更に稼ぐことができます。
ドロップは、どの暗号資産と交換するべき?
arucoで獲得したドロップは、どの暗号資産と交換するべきなのでしょう。
arucoの特徴の1つは、多様な暗号資産を獲得できることなのですが、どの暗号資産を獲得するかを自分で考えなければいけないということでもあります。
出金方法で決める場合と、暗号資産の値上がりで決める場合を一例として挙げたので、どの暗号資産と交換するかを決める際に参考にしていただければ幸いです。
出金方法で決める
出金が楽な暗号資産を選ぶならPolygon(MATIC)一択です。国内の取引所で取扱いのある暗号資産がPolygonのみだからです。ただ、Polygonだけ交換のレートが低かったのが、若干気がかりです。
Wrapped Bitcoin (WBTC)、WETH(Wrapped Ethereum)、Tether(USDT)、USD Coin(USDC)、JPY Coin(JPYC)は、国内の取引所での取り扱いがありません。このため、メタマスクなどのウォレットや海外の取引所を使う必要があります。既にウォレットや海外の取引所の登録がある方は、これらの暗号資産に交換するのもありです。
PolygonはCoincheckやSBIVCトレードに直接出金することができます。私は、SBIVCトレードを使っているので、SBIVCトレードに出金しています。
暗号資産の値上がりで決める
暗号資産の価格は日々変動しています。せっかく暗号資産を入手するなら、値上がりの期待できる暗号資産がいいですね!もっとも、暗号資産の値動きを予想するのは難しいです。一例として、この1年の値動きを参考にすることが考えられます。
暗号資産 | 2024/1/5 | 2025/1/5 | 上昇率 |
---|---|---|---|
Wrapped Bitcoin (WBTC) | 約639万円 | 約1538万円 | 約2.4倍 |
WETH(Wrapped Ethereum) | 約33万円 | 約57万円 | 約1.7倍 |
Tether(USDT) | 約145円 | 約157円 | 約1.1倍 |
USD Coin(USDC) | 約145円 | 約157円 | 約1.1倍 |
JPY Coin(JPYC) | 約0.98円 | 約0.98円 | 約1倍 |
Polygon(MATIC) | 約124円 | 約80円 | 約0.65倍 |
この1年のパフォーマンスをみると、ビットコインが最も上昇率が高かったです。逆に、Polygonは一人負けといった感じです。
Tether、USD Coinは米ドルの価格に連動する暗号資産です。JPY Coinは、日本円の価格に連動する暗号資産です。このため、これらの暗号資産は、大幅な価格上昇は期待できませんが、大幅に値段が下がることも考えにくいです。価格の安定した暗号資産を希望する場合は、これらの暗号資産を選択するのもありだと思います。
今後も、同じようなパフォーマンスで暗号資産の価格が推移していくとすれば、Wrapped Bitcoinを選択するべきですし、Polygonは価格が下がった分、今後は上昇するだろうと考えるならPolygonを選択するのもありです。安定した資産が欲しいようであれば、Tether、USD Coin、JPY Coinを選びましょう。
arucoのメリット
暗号資産を獲得できるアプリはいくつかあります。その他のアプリと比較した場合のarucoのメリットとして、以下が挙げられます。
・ドロップの交換先が多い
・暗号資産と交換するタイミングを自分で選べる
・出金しやすい
ドロップの交換先が多い
暗号資産を獲得できるアプリはいくつかありますが、多くのアプリでは、獲得できる暗号資産は1種類です。例えば、ビットウォークであれば、獲得できる暗号資産はビットコインのみです。
これに対し、arucoでは複数の暗号資産から自分が欲しい暗号資産を選択することができます。つまり、値下がりしている暗号資産を狙って交換することで、将来的に大きな利益を狙うといったことも可能になっています。
暗号資産と交換するタイミングを自分で選べる
arucoでは、ドロップを貯めておき、任意のタイミングで暗号資産に交換することができます。つまり、暗号資産が値下がりしたタイミングを狙って交換を行うことで、より多くの暗号資産を獲得することができます。
出金しやすい
多くの類似アプリと同様に、arucoでも最低出金額が設定されています。arucoでは、2025年1月5日現在、最低出金額として3000ドロップが設定されています。3000ドロップであれば、1カ月もあれば貯めることができます(もちろん、歩数にもよりますが)。
1カ月で最低出金額に到達できるのは、比較的出金しやすいほうだと思います。こまめに出金しない人にとっては、メリットにならないかもしれませんが、こまめに出金したい人にとっては大きなメリットだと思います。
arucoのデメリット
その他のアプリと比較した場合のarucoのデメリットとして、以下が挙げられます。
・1回の広告視聴で獲得できる報酬が少ない
arucoでは、広告視聴を20回することで平均して185.8ドロップを入手できました。従って、広告視聴1回のドロップの期待値は、9.29ということになります。1000ドロップ=19.8円なので、1ドロップ=0.0198円ということになります。
従って、1回の広告視聴で得られる報酬は、0.0198円×9.29=約0.184円ということになります。例えば、ポイ活アプリのトリマであれば、1回の広告視聴で約0.6円(60マイル)獲得できます。これに比べると、0.184円は少し少ない気がしますね。
ビットウォークでは、1回の広告視聴で得られるビットコインは、約0.12~0.15円相当です。このため、ビットウォークよりは多めの報酬をもらうことができます。
まとめ
arucoは、ドロップを暗号資産に交換することができるアプリです。1000ドロップは約19.8円に相当します。
1日10000万歩歩けば、1日あたり約196.6ドロップの獲得を期待できます。これを1カ月続けることで、1カ月に約117円稼ぐことができます。
1カ月に117円と聞くと少なく感じるかもしれませんが、これは、歩行により獲得できる報酬なので、ミニゲームなどを行うことで、もっと多くの報酬を獲得できます。
また、ドロップの交換対象は、暗号資産です。交換する暗号資産として、値上がりを期待できる暗号資産を選ぶことによって、将来的には獲得した報酬より多くの報酬を獲得できる可能性があります。
がんばってarucoで暗号資産を獲得しましょう!